前日に俺んち泊まってクッキー焼いた

結は、クラス皆分のカップケーキまで作った

準備が終わったら、いつの間にか結がいなくなってた

部活のブースに行って見ようと


教室を出た


渡り廊下に結と染谷がいた


「おい!!」

2人の間に割り込んだ

「恭ちゃん!!」

「先輩、話しているだけなんで…
のいてもらっていいすか?」

「あ?それが嫌なんだけど?」

「ちょっと!!恭ちゃん!大丈夫だよ!
仲直りしたから!!ね?」

「はあ?」

「はい!!結さんとは、お友達から始めます!!」

「ね?わかった?」



わからない…


なんか、嫌だ…


結を強引に引っ張って、体育館の裏へ

初めて会話した

結の髪を触った

思い出の場所


「恭ちゃん…どうしたの?怒ってる?」

「当たり前だ!!」


いや、当たり前ではない


「なんとなく…ダメ!!」

「意味わかんないよ?」


結を抱きしめて、キスをした


「ダメ!!わかった?」

「/////はい…」


多分、わかってないだろ……

俺も、わからねぇ


「ん」


結の左手を握った

あたふたしてる結を気にせず

俺は、手を繋いだまま教室まで戻った

放すもんか!!

結と誰かがいるのを見てるだけとか

もう嫌だ!!

「森田ーーコノヤロ!!」

「抜け駆けすんな!!ボケ!!」

あっさり引き離された……

恐るべし、ライバル達よ


「あっ!!お父さん!お母さん!」


俺の両親、見つけて大はしゃぎ!!

可愛いすぎるから……

本当、困る

これ以上、ライバルを増やしたくない



学園祭も無事に終わり


テストも終わり


明日から、冬休み


いつものメンバーで初詣行こう!!


と約束した


それまで、会えない……