「帰りどこいくー?」 「金欠だから無理だわ」 「もーバカーっ」 長い授業が終わり、高校生らしい話が行き交う中、私は一人で鞄に教科書を入れていた。 私のクラスは1組。 残念ながら翼は2組。 離れてしまったが、まだ隣のクラスという点ではマシな方。 「早く2組に行かなくちゃ」 鞄を持ち上げ、教室を出ようとする。 すると 「痛っ」