千香side2



その写真の中の少女はハッとするほど、美しかった。



まだ、高校生くらいだろうか…



蓮は彼女のことを愛しているのだろう。



彼の顔をみたら、一目でわかった。



悔しい…蓮は私のものなのに…



その日、私と蓮は私たちは会社が町に浸透しているか、インタビューをしに、外に出かけた。



すると、車の外で買い物袋を持って歩いてる少女をみた。



一目で写真の子だと気づいた。



私は蓮に少し外の空気を吸いたいといって、車を止めてもらった。



そこで蓮と一緒に降りて、蓮からその子が見えないようにした。



その子はこっちに気がついたようだった。