チュンチュン…… スズメの鳴き声がきこえる。 私はムクリと起き上がった。 いつもどおりの朝だ。 「歌姫華ー。朝練は?」 母の声がする。 「……今何時?」 「7時」 その単語をきくだけで、ハッと目が覚めた。 やばいっ朝練遅刻する〜! 私は急いで朝ごはんを食べる。 着替えて、支度を整えて…… 「いってきまっす!」 勢いよく扉をあけた。