途端、みなとの手が伸びてきて、
「いった!!!!」
強すぎる、デコピン。
「おまえはさ、そういう話をするために来たんじゃないよな?黙って勉強してろ」
ついでに私の頭をぐちゃぐちゃに撫でて強制的にシャーペンを握らされた。
悔しい。
でも、さ。
受験勉強で少しでも、近づけたら。
みなとの、私が知らない部分に触れられたら。
いいなぁって思う。
みなとは、いつも私の前で恋愛の話をしない。
だいたいは、みなとと同じ大学に通うお姉ちゃんの情報網だ。
みなととお姉ちゃん、2歳差で、お姉ちゃんのが年上。
今4年生だから、もう卒業してしまう。
そしたら、みなとの情報がなくなってしまう。
馬鹿な私は、みなとと同じ大学にいくために、莫大な量の勉強をしなくてはならないのだ。
同じ大学に、行きたい。
