って事で昼休み。
俺は美都ちゃんの教室に迎えに行く前に
売店でチュパチャのプリン味を買った。
「美都ちゃぁぁぁぁん!」
美都ちゃんのクラスにいつもの様に迎えに行くと
「黙りやがれです先輩。」
なんて言いながら俺の側にくる美都ちゃん。
「もう素直じゃないなぁ!」
そんな美都ちゃんも可愛いよ!
「気持ち悪いです、このヤロー。」
スタスタ前を歩く美都ちゃん。
もうどっちが先輩なのかわからないね。
なんて話しながら教室に戻ると
いつもの如く群がるクラスメイト。
帰ってきた美都ちゃんの手の中には、たくさんのお菓子とご飯。
俺の隣に座ったのを見計らって
「美都ちゃん。」
「なに先輩」
「これあげる!」
そう言ってポケットからさっき売店で買ったチュパチャを出せば
「プリン!」
目を輝かせて、チュパチャを受け取る美都ちゃん。
「喜んで貰えて良かった」
「ねっ玲!」
先輩から玲に呼び方が変わった美都ちゃん。
「な、なに?」
俺の方に顔を近づけて来て
「玲すきぃー。」
首に腕を回して、抱き着かれた。
ボンっと湯気が出る勢いで赤くなった俺の顔。
頬にすりすりし出した美都ちゃん。
「ぶっ……」
目の前で飲んでたお茶を吹き出したマサト。
あぁ、美都ちゃんのいい匂い。


