好きだったよ。



私の最寄駅まで車で送ってもらった。

家まで送ると言われたが、流石にそれは悪いので駅まででお願いした。

それにお母さんに見られても厄介なだけだしね。


「今日はありがとうございました
とても楽しかったです」


シートベルトを外しながら言う。


「俺の方こそ
あ、これ今日のお礼」


そう言われて私の手に小さな袋が乗せられる。

開けてみて、と言われたので開けてみると中に入っていたのは…


「これ…」


雑貨屋さんでプレゼントを選んでいた時に私がチラ見していたリボンのピンだった。


「優菜ちゃんこれ見てた気がして…
違ったらごめんね?
気に入らなかったら捨ててもいいから」


私はそのピンを胸の前でギュッと握り締める。


「…大事にします
毎日付けますね!!」


そう言うと颯斗さんは微笑んで、よかったと言った。


「また会ってくれる?」


そう言われ私は頷く。


「よかった!
じゃあまた…」


その時颯斗さんは私の後ろの窓の外を見て固まった。


…何?