予想以上に速いペースで食べたので、弁当箱はすぐに空となってしまった。 天海は弁当箱を片付け、一度立ち上がって背伸びをした。 「なあ、腹ごなしに散歩でもしないか? 私的には、やっぱりあの花壇の花をじっくりと見たいな」 その提案に別に断る理由もなく、二つ返事で返した。 敷物も片付け、俺たちはまた戻るように花壇へと向かった。 天海はあの花壇を気に入ったようだ。 ここに来て正解だったかもしれない。 「帝さん?」 どこかで聞いたような聞き覚えのある女性の声。