「あんたら、よくやるわね。」 南ちゃんが呆れてそういう。 「優香、次の授業、サボろうか。」 会津くんにそう言われ、コクリと頷く。 「ひゅー、まじラブラブだな。」 「もう夫婦じゃね?」 「あたしたちが先生に上手く言っとくよ。」 クラスのみんなの冷やかしの声。 そんな声を背中に私たちは教室を出て行った。