「離してよ……!」 「嫌だ。離さない。」 絶対に離してやるもんか。コイツを1人になんてさせれない。 「……っ…」 すると白崎は唇を噛み締めた。 「風邪引くぞ。ちょっと来い。」 そう言って白崎の腕を引いて歩く。 「や……っ…」 そうは言うけど抵抗はしない白崎。 そして家まで連れてく。 今日は、奈々と母さんは買い物に行くらしく、家に誰にもいない。 「入れよ。」 俺がそう言うと白崎は、 「お邪魔します……」 そう言って入ってきた。