「広樹さん、私でいいの?」
「里子がいいんだ。里子以外誰も欲しくない。結婚してくれるね?」
「はい、結婚します」
里子はきっとしばらくは戸惑うことばかりだと思う。
日々悩んだり悲しんだり寂しく感じることもあると思う。
不安にさせることだってあるはずだ。
だけど、俺がそんな思いをしなくて済むように毎日いっぱい愛してあげるから。
毎日が幸せだと思えるようにしてあげたいんだ。
「里子、愛してるよ」
里子の返事を聞く前に俺は待ちきれずにキスをした。
里子がうっとりするくらいのキスを。
その後、里子を連れて俺の屋敷へと行った。
怪我の症状は日にちが薬だ。無理は禁物だからと仕事は暫く休ませた。
屋敷へ里子を連れてきたことで藤堂家ではさっそくお披露目のパーティを開くことにした。
そこで、里子は俺の婚約者として紹介をした。
慣れない里子のサポートをしてくれたのは勿論義姉の亜紀だ。
彼女に任せておけばきっと里子が不安にならないようにしてくれるだろう。
相変わらず俺の所にやってくる沙紀の代わりに義姉には里子のサポートをお願いしたい。
きっと仲の良い姉妹になってくれるだろうさ。
そして、何もかも順調に進んでいくが必ずすべてにおいて計画通り順調と言うわけにはいかない。
それも人生だ。計画通りにいかないから楽しいものだ。
「ええっ?! 双子?!!」
どうやら、俺と里子の間に双子の赤ちゃんを授かったそうだ。
結婚式を控えた大事な時期にこんなに嬉しいハプニングはない。
しかも、双子とあっては毎日大変そうだ。
沙紀の相手をしていたが、これからは沙紀のような子が二人にもなる。
きっと賑やかで幸せな毎日なのだろうね。
里子、君に出会えて嬉しかった。最高に幸せだよ。



