結婚してください

会社へは急きょ休暇を取り3日間休むことにした。


緊急の仕事については電話で連絡を受けることになっている。


また、インターネット会議で何とか熟せるだろう。


しかし、里子は一人ぼっちだ。


俺が守らなければ誰が守るんだ。


急いで病院へと行き手続きをすべてしてしまった。


里子の担当医に自分が里子の婚約者だからと言い、里子の状態の説明を受けた。


車と接触はしたものの、速度は出ていなく怪我も軽いものらしい。


ただ、頭を打撲したことと接触した足の打撲があるとのことだった。


検査の結果は問題なく、明日にも退院できるということだった。


症状を聞いて安心した俺は急いで病室へと向かった。


護衛させた者が気を利かし里子を特別室へと入院させていた。


個室の中で一番高い部屋代が必要だが藤堂家関係の人間が入院するのだから当然のことだ。


目を覚ましていた里子は病室の豪華さに驚いていた。


「大丈夫かい?心配したよ。痛いところはある?」


「いいえ、大丈夫よ。痛みはあるけど。それより、この部屋は・・・・私、入院代は」


「心配しないでいいよ。ここへは僕の希望で入れて貰ったんだ。支払いは気にせずにしっかり治療に専念して欲しい。」


「ありがとう」


心苦しそうな顔をされると俺までも胸が苦しくなる。


そんな遠慮なんていらないのに。 里子には安心して治療してもらいたいんだ。


「里子、退院したら僕の屋敷へ連れて行くから。後のことは心配しなくてもいい。」


「あの・・・広樹さんの屋敷って?」


ああ、屋敷って言い方普通はしないか・・・・  里子は変に思ったに違いない。


それに素性を明かしていない。こんな俺ではきっと信じられないだろうし受け入れられないだろうね。