結婚してください


その夜、帰宅すると真っ先に亜紀に弁当のお礼を言った。


「美味しかったよ。亜紀らしくて秘書から羨ましがられたよ。」


一応亜紀を担ぎ上げておいた方がいいだろう・・・ここは。


「そうなの?
じゃあ 明日も張り切ってお弁当作るね!」


「楽しみにしてるよ」


お礼のキスを頬にした。ああ、なんて柔らかい頬なんだろう。


もっと亜紀のフワフワした肌に触れていたいな。


亜紀の頬を掴んで唇から首筋へと舌を這わせる。


ああ、亜紀の味がする。もっと味わいたい。


「旦那様、お食事の準備が整いました。」


思わず舌打ちしそうになった。


「分かった、すぐ行く」


そうなんだ、俺がついどこででも発情するものだから柴崎が目を光らせている。


寝室以外では平気で俺の行為を止めに入る。


まあ 亜紀の為だからあまり触れない方がいいのは確かだ。