出産を終えた亜紀は病室へと戻された。
赤ちゃんはその後産湯で体を綺麗に洗われ検査のあと病室へと連れてこられた。
まだ小さい指がとても愛らしい。
あんなに疑っていた自分が恥ずかしくなるくらいこの子は俺によく似ていた。
亜紀を疑っていた自分が恥ずかしい。
亜紀を信じきれなかった自分に腹を立ててしまった。
申し訳ない気持ちでいっぱいになった。
「亜紀、ありがとう。こんなに可愛い子を産んでくれて。」
「出産に立ち会ってくれて嬉しかった。」
亜紀の嬉しそうな表情にとてもじっとしていられなくなった俺は亜紀の唇に優しくキスをした。
「二人目の時は俺も出産のための講習会を受けるよ。ごめんな、そんなのがあるなんて知らなくて。」
「二人目?」
「やっと出産が終わったばかりだけど、この次は夫らしく俺も講習会を受けるよ。亜紀と一緒に。」
亜紀は涙を流すと嬉しそうに微笑んで頷いた。
本当は亜紀に言いたい言葉があった。
だけど、どうしても言えなかった。
亜紀を疑った自分が恥ずかしくて、亜紀の出産に便乗して言うようで言葉に出来なかった。
亜紀、愛している。
俺はお前を守る。
亜紀とこの生まれたばかりの我が子を。
赤ちゃんはその後産湯で体を綺麗に洗われ検査のあと病室へと連れてこられた。
まだ小さい指がとても愛らしい。
あんなに疑っていた自分が恥ずかしくなるくらいこの子は俺によく似ていた。
亜紀を疑っていた自分が恥ずかしい。
亜紀を信じきれなかった自分に腹を立ててしまった。
申し訳ない気持ちでいっぱいになった。
「亜紀、ありがとう。こんなに可愛い子を産んでくれて。」
「出産に立ち会ってくれて嬉しかった。」
亜紀の嬉しそうな表情にとてもじっとしていられなくなった俺は亜紀の唇に優しくキスをした。
「二人目の時は俺も出産のための講習会を受けるよ。ごめんな、そんなのがあるなんて知らなくて。」
「二人目?」
「やっと出産が終わったばかりだけど、この次は夫らしく俺も講習会を受けるよ。亜紀と一緒に。」
亜紀は涙を流すと嬉しそうに微笑んで頷いた。
本当は亜紀に言いたい言葉があった。
だけど、どうしても言えなかった。
亜紀を疑った自分が恥ずかしくて、亜紀の出産に便乗して言うようで言葉に出来なかった。
亜紀、愛している。
俺はお前を守る。
亜紀とこの生まれたばかりの我が子を。



