「お前、あれがどういうものか分かって呑んでるのか?」 「あれは私の病気をよくする薬だと聞いています」 「それは誰から言われた、お前の病気とはなんだ」 「叔父様です、何の病気かは知りません、ただ呑まなければ死ぬと言われました」 魔法使いは項垂れています 「お前は本当に何も知らないのか」 そして憐れむような視線を送られました 「あれはあの薬は……」 魔法使いの言葉で止まった歯車は動き出すのです