祈るような声で 『お願いだからシアは大人にならないで、居なくならないで』 と言いました 私には叔父様が泣いているように見えました いつからか呑むようになったあの薬にはそんな願いが込められていたのですね でも、叔父様が望む未来は来ないと私は何となく思っていたのです きっと魔法使いの探し物はあの薬だから 私があの薬を呑み続けることは許されないのです