ＶＯＩＣＥ

舞踏会で運命の恋に落ちた二人。
しかし、モンタギュー家の息子であることが発覚したロミオは、舞踏会から追い出されてしまう。




愛した彼が敵対する家の息子だと知って、悲しみに暮れるジュリエット。
舞踏会を抜け出し、月明かりの照らすバルコニーで一人物思いにふける。




一方追い出されたロミオもジュリエットを想い、再びキャピュレット家に忍び込む。




ふたたびの逢瀬を果たした二人。ここから、この作品で最も有名なあのかけあいが始まる…




「あぁ、ロミオ…ロミオ…どうしてあなたはロミオなの？どうかお父様と縁を切り、ロミオと言う名をおすてになって。

…それがだめなら、私を愛すると誓言して…そうすれば私もキャピュレットの名をすてます。」

「あぁ、ジュリエット…とっくに僕はきみだけのものだよ…」





想いが通い合った二人は、両家に隠れて結婚式を挙げ、夫婦となる。




しかし、ロミオが両家のいさかいに巻き込まれてしまい、そのさなか、キャピュレット家の人物を殺してしまう。そして彼はヴェロナから追放になってしまった…。




悲しみに暮れるジュリエット。

そのジュリエットを慰めるために、当初の縁談が再び持ち上がる。



しかし、ロミオを想い続けるジュリエットは断固として拒否。逃げ場を失ったジュリエットは教会に駆け込み、神父に思いを打ち明ける。




神父は「４２時間仮死状態になる薬を飲み、葬儀をあげてもらい、目覚めたのちに迎えに来たロミオとともに駆け落ちする」ように勧める。





その言葉に従いジュリエットは薬を飲み、仮死状態となる。



しかし、ロミオにこの計画はうまく伝わっていなかったのだ…。