「お前、滉佑にドン引きされるなんて。ある意味すげーわ。」
気付いたら真横に一条君が立っていた。私のぐちゃぐちゃの顔を見て心底おかしそうに笑う。
「こんなもんで大喜びしてたら、…今日は心臓が持たないんじゃない…?」
「きゃぁあああ!!!」
いきなりの本気の恭弥ボイスに私の心臓は天井まで跳ね上がる。全身の熱が10度は上がった気がする…
「はははははは!!面白すぎ、お前。
これなら、しばらくは遊べそうだ。で、滉佑、今日は収録に顔出すのか?」
「そのつもりだ。やっと見つけたからな。」
そっけなく答えた泉先輩は、アフレコ現場見学から動こうとしない私の足元をすくった。
「え?え?いやぁああああああ」
気が付くと私は泉先輩に横抱きにして運ばれていた。
「おろしてぇえええ!」
「お前歩くのおせぇんだよ。こっちのが早い。」
「ひぃいいぃい!」
私はオトコの人につかまっていることも、いつもより大分高い目線にも、ヤンキー様に脅されることも、すべてが恐ろしすぎて大人しく泉先輩の腕に落ち着いた。
私たち一行は気が付くと一つのブースの中に入っていった。
この時、私はパニックで気が付かなかった。そのブースの扉には「『恋色ライフ!』制作本部」の看板が掲げられていたことに…
気付いたら真横に一条君が立っていた。私のぐちゃぐちゃの顔を見て心底おかしそうに笑う。
「こんなもんで大喜びしてたら、…今日は心臓が持たないんじゃない…?」
「きゃぁあああ!!!」
いきなりの本気の恭弥ボイスに私の心臓は天井まで跳ね上がる。全身の熱が10度は上がった気がする…
「はははははは!!面白すぎ、お前。
これなら、しばらくは遊べそうだ。で、滉佑、今日は収録に顔出すのか?」
「そのつもりだ。やっと見つけたからな。」
そっけなく答えた泉先輩は、アフレコ現場見学から動こうとしない私の足元をすくった。
「え?え?いやぁああああああ」
気が付くと私は泉先輩に横抱きにして運ばれていた。
「おろしてぇえええ!」
「お前歩くのおせぇんだよ。こっちのが早い。」
「ひぃいいぃい!」
私はオトコの人につかまっていることも、いつもより大分高い目線にも、ヤンキー様に脅されることも、すべてが恐ろしすぎて大人しく泉先輩の腕に落ち着いた。
私たち一行は気が付くと一つのブースの中に入っていった。
この時、私はパニックで気が付かなかった。そのブースの扉には「『恋色ライフ!』制作本部」の看板が掲げられていたことに…