「わかった!友達もやめよう!!」



ズキズキ痛む胸。

でもこれが二人にとっては最良の選択だと思っていたのに…



「その代わり!今度の休みにツーリング行こう!約束したまま行けずじまいだったし…それを最後に。友達付き合いもやめよう?」



本当に私の予想外なことばから言う奴。



「いや…だからそういうのも…」



「お前なー最後くらい俺の言うこと聞けよ!散々なおの意志を尊重してやってきたんだから!!」



別れたくもないのに
無理やり別れたってこと…?



「……そうだね。ツッチーの言うとおり。ツーリング行くよ!」



泣かないように…精一杯の笑顔で答えた。顔には出さない私でもツッチーには見破られてたかな?



本当は…
泣きたくて泣きたくて仕方なかったってこと。



「じゃ。また連絡するから。バイク乗るんだからスカート禁止な!」



「バカじゃないんだから分かってるよ!」



…精一杯私らしさを見せるためにわざと嫌な言い方をした。