「だから悩むなよ。なおは誰が何と言おうとなおなんだから」


「……うん」



悩んでないでさっさとツッチーに言えばよかった。あっさり納得しちゃう私って簡単な奴……



ソファーの上で座ったまま何度も甘いキスを繰り返されて髪をなでて指で私の体をなぞってくる。



ビクッと反応する体。たまには反撃してやりたいのに……



「力ぬいて……」



本当に気付いたら素直に従ってしまっている私。



もうダメ……



ここからは完全に私はやられっぱなし。



でもいいんだよね?



一一これが私。



私たちなんだよね?