「かわいいでしょ?犬の抱き枕!これがないと眠れないんだよねー♪」



だ……抱き枕だぁ?!!



しかも犬っ!!
またしても犬っ!!

(※夕ご飯の時の「よし。」発言で少し犬扱いされたことを根に持っているツッチー。)



俺はこいつの変わりになおに抱きつかれていた?ワンコ野郎の変わりかっ!?



「ダメ!!そんな犬は絶対寝室になんかにいれないっ!!」


「はぁ?なんでよ?私の勝手じゃん!!」


「俺に抱きつけばいいだろっ?!とにかく寝室にそのワンコ野郎を入れるのは禁止っ!!」



ええ、もうここから一歩も譲らなかった。



昨日に引き続きまたまた喧嘩。だってさ俺、嬉しかったのに。無意識でも俺に甘えてきてくれる姫。



すごくすごく可愛くて大好きだったのに。



いつまでもすねてソファーの上で横になっている俺になおは近づいてきていきなり俺の前にゴロンと横になってきた。



「へ?」



いきなりのなおの行動に驚く俺。そして俺の腕をつかんで自分のあごの下に持ってきて自ら……



初めてなおが甘えてきた。



か……か……



かわえええ一一一一!!!!