「洋服で悩むなんて女の子みたい」



私が呆れ顔で呟くとツッチーはため息をつきながら首を横にふる。



「なお……そこの突っ込みはそうじゃなくて」


「は?」


「こんなに服を広げて女子かっ?これコピーとっておいてー。上司かっ?……なーんて。ぷぷ♪受けるでしょ?」



…………………………。

シ一一一一一一ン。



「あと3分以内で準備しないと二階から突き落とすよ?」


「はーい……」



(※タカトシさんのネタで撃沈。これが初すべりのツッチーなのでした。)




「どこに行きたいか決めた?」


「ううん。私、デート初めてだからツッチーが決めてよ」


「……そう?」



ツッチーの準備ができるまでちらかし放題の洋服をたたんであげていたら喜んでいた。



なーんか私はやっぱり家庭的なことをするのがイメージにないらしい。こんな些細なことで感動されると調子狂うな。



ツッチーはダイレクトに想いを伝えてきてくれる。嬉しいけど恋愛経験のない私は少し戸惑ってドキドキする。




今日1日ドキドキしちゃうのかな。