なおは俺のつけた名前をとても気に入ってくれた。



二卵性双生児の俺たちの子供。



名前はあえて似たようなものにはしなかった。



一人一人が大切な子供。無理やり合わすんじゃなくて俺の考えた名前の由来のように育ってくれたらいいなって……願いを込めて決めた。



看護士さんに言われたとおり陽と美姫は一日で保育器を出てこれてなおの病室に連れてきてくれた。



俺は生まれて初めて自分の子供を抱っこすることができた。



さすがに一度に二人は無理だったから陽はベットの上のなおが



美姫は俺が抱っこして看護士さんに写真を撮ってもらった。




デジカメで写真を確認して思わず笑みがこぼれる。



だって俺もなおも幸せそうな顔……



とてもいい写真が撮れて大満足な俺。



生まれて初めての





“サイコーに幸せな家族写真”






*第7話:END*