「ごめん…テルヨが怒るくらい俺のこと好きでいてくれてるのか…試したんだ。なおは浮気するような女の子じゃないから分かるでしょ?」



俺の言葉を聞いてテルヨは外に飛び出そうとする。俺は慌ててテルヨの腕を掴んで止める。



「離して!私、なおさん悪くないのに殴っちゃった!!謝らなきゃ…」



「うん。もう全部俺が悪いから…テルヨの気がすまないなら俺がなおにまた何度でも殴られるから…ごめん。傷つけて…本当に俺が弱いだけ…俺のことも殴って…いいよ…?」



もう俺のもとから離れていかないように彼女の体を強く抱き締めた。



「ごめん…ごめんね…」



「もう…謝らないで?私の性格のせいで…こんなことになったんでしょ。私ってやっぱりダメな…」



もう悲観的な言葉を言おうとする彼女の唇をふさいだ。


ていうかもう…言葉じゃ足りないくらい…どうしょうもない気持ちで…罪悪感と愛しさという感情が入り交じって…



そのまま包み込むようにキスを立ったまま何度も繰り返した。



何か言いたげなテルヨは拒否しようとしたけどそのたびに何度も奥まで舌を入れて言葉を飲み込ませて体の力は抜けていった…