「あみちゃん元気だった?」



家に帰り着いて夕御飯の準備をしてテレビを見ていたらツッチーが仕事から帰ってきた。



「うん。思ってたより元気だったよ。無事生まれてきてくれるといいね!」


「うん!えっと……」



そう言うとソファーの私の隣に座ってきて指を折って指をおって数を数えている。



「今からじゃ同級生は無理かぁ!やっぱりタイミング合わすなんて難しいなぁ」



何を数えているかと思えば……そういえば以前ツッチーはあみたちと私たちの子供が同級生だったらいいなって言ってたっけ?



あの時は私も事故前だったから本当にそうなればいいなって思ってたけど……



「バカなこと言ってないで着替えれば?スープ温めるから」



話題をさり気なく変えて立ち上がろうとした瞬間……



手を取ってそのまま抱き寄せられる私の体。



「バカなことじゃなくて俺、本気でなおとの赤ちゃん欲しい……」



一瞬私の体が震えた。



だって……



今、一番ツッチーの口から言われたら怖い言葉だったから……。