「絶対…幸せにするから…誓うから…」



「うん…」



その日はツッチーの前では泣かない予定だった。



ツッチーと別れて一人になってから家でたくさん泣く予定だったのに…



違う意味でたくさん泣いた。しかもツッチーのいる前で…嬉し泣きなんて。



今まで生きてきた中で初めてだよ。こんなに嬉しくて泣いたのって…



幸せすぎて泣いちゃうなんて…



その夜は夜景の綺麗なスカイラウンジでディナー。



夜景はまるで光一つ一つが宝石のように光輝いていたけど


私の中で一番ピカピカに光輝いて見えたのは大好きな彼氏が選んでくれた



一一一左手薬指のエンゲージリング。



「なお…今日からもう一緒に住む?」



「ぷ…うん…」



一一それは急速に訪れた。



“サイコーに幸せな人生の始まり”










*第5話:END*