戦京愛夏






「長さん、いつから見てたの?」



京弥はその男を長さんと呼んだ




「俺はいつでも気まぐれだ
たまたま通りがかったからやっただけだ」




彼の名は長谷川。



黒い服を身にまとい



マスクで顔を半分隠している



「愛羅、この人は?」



夏未が愛羅に聞く



「この人は?長谷川さんですよ
あたしたちは長さんって呼んでるんです」



「皆さんも旅の途中ですか?」



長谷川はマスク越しでもわかるくらいに笑っていた



「長さん!今のは俺たちの勝ちでしょ?」



「いいや、0.3秒遅いだけで全然違うぞ
首だからな、一瞬でアウトだ」



「そんなー」



長谷川は刀をもう一度京弥に向けた




「くっそ!タイマンはれや!」


「そんな田舎のヤンキーみたいなこと言うな」




夏未、伊織、龍斗はまだ不思議そうな顔をしている