叶う。 Chapter1




学校の授業は単調で、私は眠い目を閉じないように必死だった。

一時間目はちょっとヒステリーな英語の若い女の先生の授業だったので、英語が出来る私はよく当てられるので、なんとか耐えることが出来た。

だけれど2時間目の歴史の授業で、私の我慢は限界を迎えた。


私は教科書を立て、いつものように机に突っ伏した。
教壇から見てもバレバレなはずだけれど、基本この学校の先生はやらない子はほっとく。

だからこうして眠っていても、授業の邪魔さえしなければ怒られることもない。

それは以前通っていた学校では考えられない事だけれど、この学校ではそれが普通。


もちろん真面目に授業を受けている子もいるんだけれど、男子はこっそり携帯をいじってたり、女子は手紙を回していたり、各自好き勝手やっている。


なんでも規則通りに過ごさなきゃいけなかった前の学校と比べて、この学校には様々な子が通ってる。

前は目立って嫌だった私の栗色の髪も、この学校ではそこまで目立たない。
なぜなら、金髪に染めている人や茶色に染めている人が普通にいるからだった。