開け放した玄関から、何か不穏な空気を感じたお隣さんが中を覗いて見ると。 目の前にはそんなおぞましい光景。 叫んだお隣さんの悲鳴は、すぐに周囲に危険を知らせるのには充分だった。 それからの事はあんまり記憶にない。 ただ警察に保護された私は、すぐにどこかの病院に連れて行かれたことだけは覚えている。 病院のベッドがひんやりと冷たかった事も、 久しぶりに食べたご飯に胃が痛んだ事も、 なんとなくだけど覚えてる。