私のヒーロー

「あれから何もないか?」

「へ?」



えっと……。
なんの事?

うーん……。
考えても何も浮かばない。

よっし。
考えるのはやめよう!

だって分からないんだもん。




「……あの男の事だ」



“あの男”……。
あぁ姫条くんの事ね。


浅木くんが
話しかけてくれるのって
姫条くんの事くらいだからな……。


何で早く
気付かなかったの私!?




「んー。
特に何もないよ?
学校の人気者になったくらいで……」

「そんな事はどうでもいい。
お前とアイツに関する事だ」



へ?
私と姫条くん?


んー……。
目を瞑って
1週間の間の出来事を思い出す。