私のヒーロー

「ううん……。
翔と稜也とお祭り行きたかったなー」

≪ごめん……≫



やばっ……。

翔の声……
本当に悲しそうになってきた。


少しからかいすぎたかな?




「嘘だよ!

2人とお祭りに
行きたかったのは本当だけど……。


ありがとう。
2人には感謝してるよ!」

≪え?≫



私が言っている意味が
分かっていないみたい。


じゃあヒントをあげようかな。

私が感謝してるのは
実際は2人だけじゃないし。



「近くにいるであろう
亮祐と雅人にもお礼言っといて」

≪え!?

何で知って……≫

「ふふー。

私を騙そうなんて100年早い!!」

≪まったく……。

亜樹には敵わないよ。
……頑張ってね≫



翔はそう言って電話を切った。


ありがとう……みんな。
みんなの優しさに胸が温かくなる。