「だって2人って言ったら緩菜ちゃん来ないでしょ?」


まぁ確かにそうだけど。


「如月くんごめん。あたしやっぱり
「柊廉斗の好きな人。知りたくないの?」


なんでそんなこと言うの?
そんなこと言われたら何も言えなくなるよ。

如月くんって、こんな人だっけ?


「で?どうするの?緩菜ちゃん」

「……廉斗くんの好きな人ってだれなの?」



あたしがそう言うと如月くんはふっと笑った。



「じゃあとりあえず座ろう」


如月くんが指差すソファ椅子に隣に並ぶように座る。



だけどなんか距離が近いのは気のせい……じゃないよね?



「緩菜ちゃん、目つぶって?」

「え?どうして」

「んー?いいことあるから」



こんな近い距離がにいて目をつぶる。

ばかなあたしでも、わかるよ。


如月くんは廉斗くんの好きな人なんて、
話すつもりないんだよね。