緩菜ちゃんがお風呂に言って俺は部屋へ戻った。

緩菜ちゃんが出るのをリビングで待ってもよかったけど母さんがうるさいから。


緩菜ちゃんが出たら次は俺が入ろうかなー

なんて思っていた時、階段を小走りでかけ上がる足音が聞こえた。


緩菜ちゃんでたんだ。



そして少しすると扉が開いて、

バスタオル姿の緩菜ちゃんが入ってきた。



「…………」


「…………緩菜、ちゃん……」




目の前の光景に気を失いそう。



緩菜ちゃんは顔を真っ赤にしてパジャマを忘れたと、そう言ってた。


だけどきっと俺も緩菜ちゃんに負けないくらい真っ赤にちがいない。



なんだか見たら悪い気がして視線をずらしていると視界が少し暗くなって、

ふと顔を前にむけると、


緩菜ちゃんが顔を真っ赤にして上目遣いをしながら抱きついてきた。




「……緩菜、ちゃん」