廉斗くんはいきなりあたしに抱きついてきた。


「ど、どうしたの//?」

「んー?なんか元気なさそうだったから元気になるようにハグした」




そそそそ、そんなことをさらっと言うなんて//





「ちょっとーあたし達いるの忘れないでよー?」

「そうそう。いちゃいちゃすんのはよしてくださーい」



あーそうだ、花梨と奏汰くんいたんだ。

廉斗くんも人前でこうゆう大胆な事やめてほしいよ//


心臓何個あっても足りない//




「緩菜ちゃん今日も一緒に帰ろうね」


そんな抱きついたまま言うせりふ?


「と、とりあえず離れようよ//」

「やだ」


やだって……。
どうすればいいのよ…。

しかも花梨ニヤついてるし!
あたしが廉斗くんの事好きって知ってるくせに!



「緩菜ちゃん?」

「ふぇ?あ…ごめん、今日は先に帰って?」