「緩菜ちゃ~ん」


「きゃっ//」



お昼休み、今日もいつものように甘い廉斗くんです。



「廉斗ずりーよ、毎日毎日緩菜ちゃん抱きしめて」


「うるさい。奏汰はだめだよ?もちろん他の皆も。緩菜ちゃんは俺だけの~」


「なっ//!?」



廉斗くんは後ろからあたしを抱きしめたままそんな甘いセリフを平気で言う。



「れ、廉斗くんあたしお昼食べたいから、
は、離れてもらってもいいかな?」


あたしがきまずそうにそう言うと廉斗くんらあきらかに嫌そうな顔をしたけど、
しぶしぶあたしから離れてくれた。



そして絶対言うセリフ。




「緩菜ちゃん、俺も一緒に食べる」




廉斗くんとはあたしが転校したその日から一緒に食べてる。

だからこう言われるのもだいたい想像できる。



そしてあたしと廉斗くん、花梨とチャラチャラくんの4人で食べるようになったのです。