「へぇ、悠真もか」 「え?」 「別に。何でもない」 御堂君はそう言うと、大きく背伸びをした。 「戻んのめんどくせぇな。ずっとここにいてぇ」 「そうだね……」 食べ終わったお弁当を片付けながら頷く。 本当にこのまま2人でいるのも悪くない。 班に戻れば、きっと千恵ちゃんにあれこれ文句を言われて冷たい視線を浴びる。 千恵ちゃんのお気に入りの御堂君と二人っきりでお弁当を食べたなんて知られたら、ただでは済まないだろう。