「今まで食べた中で一番うまかった」 そう言って目を細めて笑う御堂君にまた心臓がトクンっと震える。 思わずギュッと胸を抑えると、自分のものとは思えないぐらい心臓がドキドキと高鳴っていた。 「おい、どうした?」 胸を抑えて呼吸を整えるあたしを御堂君が不思議そうに見つめる。 「……――おい」 そう言ってあたしに手を差し伸べた御堂君。 けれど、すぐにその手を引っ込めた。