「御堂君……もう食べ終わっちゃったの?」 コンビニのパンとおにぎりをものすごい速さで食べ終えた御堂君に尋ねる。 「あぁ」 「あのっ、よかったらこれ……一緒に食べない?」 あたしはお弁当のおかずを御堂君に差し出した。 「実は……今日、お母さんが風邪ひいてて……あたしが作ったから味の保証はできないんだけど……」 御堂君はジッとお弁当を見つめた後、「じゃあ、もらう」と卵焼きを指で掴んだ。