「なぁ、これ何人用だよ」 御堂君は広げたレジャーシートを見つめてポツリと漏らす。 「あっ……うん。4、5人は余裕かなぁ……。誰かが忘れたら一緒に座れるようにって思って持ってきたんだけど少し大きすぎたね」 「お前ってさ……」 「うん?」 「バカだな」 そう言ってクスッと笑う御堂君。 その笑顔に何故かキューっと胸が締め付けられる。 何だろう……この感じ……。 今までに感じたことのない胸の痛みに戸惑いながらあたしはレジャーシートに腰を下ろした。