「いくぞって……どこに?」
「お前、忘れたのかよ。クラス委員の仕事があるだろ?飯食ってる場合じゃねぇぞ」
「クラス委員の仕事……?」
そんなのあったっけ?
全然覚えていない。
「ご、ごめんね!ちょっと待って。遠足のしおりを……――」
しおりにクラス委員の細かい仕事は書き写しておいた。
それを見れば思い出すはず!
「いいから黙ってついてこいよ」
苛立ったように言う御堂君。
「えぇ~、御堂君行っちゃうの~?」
女の子たちが不満げな声を漏らす。
「えぇ~、愛ちゃん行っちゃうの~?」
そのかたわらで鈴木君も同様に声を漏らす。
「じゃあ、俺ら行くから」
それを無視して御堂君はあたしを立ち上がらせると、腕を掴んだまま強引に歩き出した。



