「俺の顔、何かついてる?」
「わっ!!」
突然顔をこちらに向けた椿君。
バチッと目が合って心臓がジャンプする。
「さっきから我慢してたんだけど、そんな間近で見られるとちょっと照れるね」
椿君は何事もなかったかのように前に向き直り、ゴクゴクと喉を鳴らしてコーラを流し込む。
「ご、ごめんね……。なんか椿君って……マンガの世界の人みたいで……」
「……――ぶっ!!」
慌ててそう説明すると、椿君が目を見開いて吹き出した。
「つ、椿君……!?」
「ゴホッ……ゴホッ……――」
「だ、大丈夫……?」
ポケットから取り出したタオルを椿君に渡して背中をさする。



