「えー、椿達乗らないのかよ~?」
「うん。俺達絶叫系苦手だからそこのベンチで待ってる」
「マジかよー。みんなで乗れたら楽しかったのに」
「いいから。いってらっしゃい」
佐野君の言葉をヒラヒラと手を振ってシャットアウトする椿君。
4人がジェットコースター乗り場に向かうのを見送る。
「本当に乗らなくていい?」
椿君は最終の意思確認をしてくる。
「あたしはいいけど……椿君はよかったの?あたしに合わせてるなら……――」
「違うよ。俺も少し苦手なんだ」
椿君とあたしはジェットコースターが見える位置にあるベンチに向かい、揃って腰かけた。



