「えっ?愛ちゃんは愛ちゃんだよ。如月愛音だから、愛ちゃんって呼んでんの。つーか朝陽、今日の愛ちゃんすっげぇ可愛くね~?実は俺、始業式の日に一目見た時からこの子は相当な逸材だって思ってたんだよ。やっぱり俺様の目に狂いはなかったわー。愛ちゃん可愛いわぁ~」
鈴木君のマシンガントークに苦笑いを浮かべる。
『可愛い』をそこまで連発されると褒められているという気持ちになれない。
むしろ、やっぱりこの格好……あたしには似合わないんじゃないかって不安になる。
カナコはファッションセンスもいいしオシャレだし、美人でスタイルもいい。
どんな服だって着こなせるカナコと違って、あたしは背も小さいし……服に着られているような気がする。
「お前等、いつの間にかずいぶん仲良くなったんだな?」
「もちろん~。ねぇ、愛ちゃん?」
「あっ、うん?」
あたしと鈴木君は……仲良しなのかな?
むしろ、鈴木君と仲が良いのはカナコだと思うんだけど……。



