「にしても、可愛いなぁ……」 頭のてっぺんから指の先までゆっくりとあたしの姿を見つめる鈴木君。 「は、恥ずかしいよ……。あんまりみないで?」 顔が赤くなっていくのに気付いて慌ててそう言うと、鈴木君が「あっ」と言ってあたしに手を伸ばした。 「えっ……?」 鈴木君の手が少しづつ近づいてくる。 そして、あと一歩で触れるという時、 「……――琥太郎」 聞き覚えのある低い声がした。