背も大きいし、目つきは鋭いし、口調は荒い。
金色の髪もピアスもブレスレットも……ちょっぴり怖い。
だけど、きっと悪い人じゃない。
クラス委員を引き受けてくれた時は、名前だけ貸してくれたのかと思っていたけれどそうじゃないみたい。
一緒に……ううん、むしろ先頭に立ってあたしをグイグイ引っ張って行ってくれている。
御堂君と一緒にクラス委員ができてよかった……。
御堂君、ありがとう。
きっとあたしだけじゃこの大役は務まらなかったよ。
あたしは御堂君の背中を目で追いながら心の中でお礼を言った。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…