「これぐらいでいいだろ?」 「あっ……うん。そうだね。じゃあ、その質問をプリントに印刷してみんなに配ろうか?」 「印刷なんて必要ない。どうせ、回収したアンケート用紙をまた集計して本部に提出するんだろ?」 「そうだけど……」 「だったら、問題ない。よし、これで今日の仕事は終わりだ。帰るぞ」 サラリとそう言い放った御堂君。 アンケートを作り始めてからものの10分ほどしか経っていない。 あたしは30分以上も思い悩み、何にもできなかったというのに。