金髪の不良君とクラス委員をやることになりました!!

「そんなに慌てんなって」


あたしの反応にクックと喉を鳴らして笑う朝陽。


あたしはきっと、これから先もずっと朝陽にドキドキさせられっぱなしなんだろうなぁ。


でも、それもいい。


あたしは朝陽と出会って、朝陽の影響を受けて少しずつだけれど変わってきている。


朝陽と出会う前のあたしだったら、男の子にからかわれたりしたら顔を真っ赤にしてうつむくことしかできなかったはず。


だけど、今は違う。


あたしは楽しそうに笑う朝陽の唇に自分の唇を押し付けた。