「全然追いかけてこねぇし、このまま終わりになんのかもしれないってすげぇ焦ったし」 「朝陽……」 「俺、前に言っただろ?お前のこと離さないって」 朝陽の言葉に記憶をたどる。 そのとき、ふいに朝陽の家に遊びに行った日のことを思い出した。 『俺、何があっても絶対に愛音のこと離さないから』 『あたしも……朝陽から絶対に離れないよ』 そう言って抱き合った日のことが、鮮明に蘇り胸を熱くさせる。