「あっ、ちょっと椿君!!話があるんだけど!!」 教室から出て行こうとしていた椿君を大声で呼び止める千恵ちゃん。 椿君も不思議な表情を浮かべてこちらに歩み寄る。 椿君とは……あのキス以来ずっと距離を置いていた。 どんな顔をして会ったらいいのか分からなかったから。 「俺に話って何?」 隣にやってきた椿君から慌てて距離を取ると、それを見ていた千恵ちゃんがクスッと笑う。