金髪の不良君とクラス委員をやることになりました!!


「あ、あ、朝陽が好き!!こうやって電話もらえて嬉しいよ!!まだ切りたくないな!!」


息を吸い込んでから意を決して気持ちを吐き出す。


だけど、すぐに朝陽の反応はかえってこない。


どうしよう……。やっぱりまずかったかな?


こんなタイミングでこんなこと言われても返事に困る……?


「つーかお前さ、なんでそんなに棒読みなんだよ。何かのセリフの練習か?」


「ち、ち、違うよ!!今のはあたしの本当の気持ちなの。言いたいこと言えって前に朝陽に言われたからそれで勇気を出して……――」


まさか本当にセリフの練習だと思われてる!?


必死に弁解すると、朝陽が「バーカ」と笑った。